明治大学博物館を訪問してきたので紹介したいと思います。こちらの展示は、商品部門、刑事部門、考古部門の3つに別れていて、考古部門の展示では特に石器関連が充実しています。また私が大好きな山形土偶を所蔵している博物館でもあります。
明治大学博物館
名称:明治大学博物館
所在地:東京都千代田区神田駿河台1丁目1
開館日: 月曜から金曜日、土曜日は午前中のみ、日曜日・祝祭日は休館
入場料:無料
土偶の有無:多数の展示あり
ホームページ:リンク
展示物
明治大学博物館の展示は、商品部門、刑事部門、考古部門の3つに別れています。刑事部門の展示は、レプリカとはいえ拷問機具などが展示されていて、ちょっと怖いので苦手な人は避けたほうが良いかもしれませんね。
考古部門の展示は、展示室の一番奥に位置しています。旧石器時代から古墳時代まで一通りの展示があるのですが、なかでも石器関連の展示が非常に充実しています。石器マニアの方は、とりあえず明治大学博物館に来れば、一通りの石器を観ることができるんじゃないかなと思います。
残念ながら、私はまだまだ石器を理解できるほどの知識がないので、ざっと見学させていただき縄文コーナーをメインに見学させていただきました。様々な展示があったのですが、気になったものだけをかいつまんで紹介したいと思います。
まずは亀形土製品と舟形土製品です。下の写真の左側2点が亀形土製品です。亀には見えない気もしますが、いずれにしても非常に不思議な形をしていて興味を惹かれます。右側の写真は、石棒と石刀です。どちらも石棒のように見えますが、一方は薄くなっているので石刀となっているようですね。ただどちらも端が膨らんだ形状をしているので、似通った用途だったのかもしれませんね。
土器類の数は多くはないのですが、なかなかおもしろいものがいくつか展示されていました。左の土器は篠山貝塚からの出土品なのだそうですが、全体的に複雑な細工がされています。上部には、穴のあいた玉が紐で繋げられたようなデザインが有り、口縁部の出っ張りとその縁の飾りも面白いのではないでしょうか?
肝心の土偶の方はというと、さまざまなタイプの遮光器土偶がたくさん展示されていました。こちらは岩手県の雨滝遺跡から出土した土偶たちです。ほとんどが遮光器土偶ですが、わりとサイズは小さめでした。
そして、こちらをお邪魔した最大の目的である山形土偶さんは。。。
残念ながら出張でお出かけ中とのことでレプリカの展示でした。大好きな土偶のひとつなので、いつかリベンジして実物を拝見したいものだと思っています。