飛騨みやがわ考古民俗館

飛騨みやがわ考古民俗館の外観 博物館
飛騨みやがわ考古民俗館

飛騨みやがわ考古民俗館を訪問してきたので紹介したいと思います。こちらは、とにかく開館日が少ない!ということで有名ですが、展示は非常に充実しています。アクセスもスケジュール調整も大変ですが、縄文ファンなら絶対に訪問すべき博物館です。

飛騨みやがわ考古民俗館


名称:飛騨みやがわ考古民俗館
所在地:岐阜県飛騨市宮川町塩屋104
開館時間:開館は不定期です。要確認
入場料:無料

土偶の有無:4点あり
ホームページ:リンク

展示物

飛騨みやがわ考古民俗館の外観
飛騨みやがわ考古民俗館

飛騨みやがわ考古民俗館は、岐阜県でも北の外れ、富山県との県境に近い場所に位置しています。現代人の感覚でいうと山深くて不便な場所なのですが、縄文時代にはどうやらかなり重要な地域だったようです。

こちらの博物館のイチオシは、なんといっても石棒です。民族館から歩いてすぐの塩竃金清神社遺跡かは、実に1074本もの石棒が出土したそうです。未成品も多数あるため、制作方法を知るための資料とされているそうです。

石棒の制作過程

土器の展示も非常に充実しています。素人目に見て面白いなと思うのは、動物意匠文土器です。

1枚目はネズミのような顔だけの変な生き物から1本の腕が伸びています。4体の動物意匠文がつけられているのですが、2体は3本指で残りの2体は4本指となっています。

2枚めは、渦巻状の文様から変な生き物が生えてますね。じっと見ているとイノシシっぽい気もしてきます。。。

この他にも、とにかくたくさんの土器が展示されています。特に形が面白いと思ったものだけ紹介しますね。1枚目は、花びらみたいな変な形の土器。高坏みたいになってますが、どう考えてもこの縁の形では使いにくそうな気がします。

花びらみたいな変な形の土器
花びらみたいな変な形の土器

お次は浅鉢と注口土器です。それぞれ北陸系、関東系の説明がされています。川も流れているし海までそう遠くもないので、少なくとも縄文時代には人の流れの多いにぎやかな場所だったのでしょうね。

北陸系土器と関東系土器
北陸系土器と関東系土器

土偶

土偶は4点のみです。宮ノ前遺跡と堂ノ前遺跡からの出土品だそうです。一番手前の子は、見る角度によっては縄文のビーナスにそっくりでした。左の子は首のところに貫通穴があるので、紐を通してつるしたり、ペンダントのように首からかけたのかもしれませんね。

リンク

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