愛知県一宮市博物館
名称:愛知県一宮市博物館
所在地: 愛知県一宮市大和町妙興寺2390
開館時間:午前9時30分から午後5時(なお入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし、休日に当たる場合は翌日を休館)
休日の翌日(ただし、土曜日・日曜日または休日の場合は開館)
年末年始(12/28~31、1/1~4)
入場料:一般300円、高校生・大学生150円、中学生以下無料
土偶の有無:2点の展示有り
ホームページ:リンク
一宮市博物館は、昭和62年に開館し、郷土の歴史や文化遺産などを紹介しています。一宮市自体は、非常に歴史が古いのですが、縄文時代に限って言えば、あまりめぼしいものがないというのが、実際のところです。
縄文時代関連の展示物
縄文時代の遺物はあまり多くは有りませんが、近くの馬見塚遺跡から出土した石冠、石剣、石棒、玉が展示されています。
また御物石器という聞き慣れない石器も展示されていました。調べてみたところ明治天皇に同種の石器が献上されたことから、御物石器という学名が付けられたそうです。ですので名前に意味があるわけではなく、用途も不明で祭祀などに使用されたものだと考えられているようです。
馬見塚遺跡は、縄文時代後期から古墳時代にまで続いた遺跡なのだそうです。
土偶の展示について
土偶の展示は、2点あります。あまり保存状態は良くなく、胴体部分の一部のみが残っているだけでした。写真の使用可否が不明なので、今回はイラストのみです。
実物は白っぽく、表面はすべすべで磨かれていたようです。全長は5cmくらいでしょうか?板状の平べったい土偶ですが、こぶりなおっぱいが作り込まれています。この土偶も間違いなく女性をモチーフにしたもののようです。摩耗が激しく、残念ながら顔はありません。
正直なところ、わざわざ見に行くレベルでも無い気はしますが、近くに立ち寄られた際には、見学しても良いかなと思います。