南山大学人類学博物館
名称:南山大学人類学博物館
所在地:名古屋市昭和区山里町18R棟地下1階
開館時間:月曜~土曜 10:00~16:30
休館日:日・大学の事務休日、毎月最終水曜13時以降
入場料:入館無料
土偶の有無:破片が多数
ホームページ:リンク
※残念ながら2021年1月時点では、コロナの影響により休館中です。開館状況については、ホームページでご確認ください。 開館カレンダーへのリンク
※駐車場がないので公共交通機関を利用して訪問してください。 アクセス案内へのリンク
南山大学の構内に開設された小さな博物館です。この博物館の最大の特徴は、展示物を触っても良い!ということです。たまに見かけるレプリカをおいておくから触っても良いよ!ではなく、触って良いのは、本物です。触っても良い博物館は、ここ以外には無いのではないでしょうか?
※触ることは許可されていますが、丁寧に扱わなければならないのは、当然のことです。博物館の職員さんの指示に従い、傷つけないよう慎重に行動してください。指輪や時計は、事前に外しておくようにしてください。
展示物
縄文時代の遺物は、土器類を中心に多数展示されています。多数展示されているだけなら、それほど珍しくもないのですが、この棚に載せられているものすべて手を触れても、誰にも叱られません。
もちろん私も縄文土器を手にとってみました。重厚に見える縄文土器ですが、意外なほど軽く驚きました。何千年も前に暮らした人たちが実際に使っていた土器を手にするというのは、想像以上に感慨深いものがあります。
土偶
土偶は、入り口入ってすぐ右側の壁に1点(花輪台式土偶)と、中央あたりにあるテーブル型の陳列棚の引き出しを開けた中に10点ほど展示されています。残念ながら引き出しの方は、ガラスケースの中ですので触ることはできません。ガラスケースの中の土偶たちも、職員さんにお願いすると開けて触らせてもらえるそうです。(この訪問時には知らなかったので、残念ながら触ることはできませんでした。)入り口横は、触ってもOKでしたので、ちょっとだけ触れさせていただきました。
花輪台式土偶は、かつては最小の土偶と言われていたようですが、相谷熊原遺跡からもっと小さい土偶が出土し、今はその座を譲っています。(こちらの土偶は、本物ではなくレプリカなのだそうです。触られすぎてテカテカになっていたので安心しました。)
個人的にお気に入りなのは、真ん中の花園学園裏遺跡出土の土偶です。あえて手が作られてないフォルムも最高ですし、足の刺突紋も可愛らしく足指(?)の表現もいい感じです。そしてなんと言っても顔の表情が情けなく、写実的にしっかりと鼻の穴が開けられているとことも最高です。見れば見るほど、味わい深いですね。