某博物館の炎上事件によせて ー 何を議論しているの?

しばらくTwitterからは距離を置くけど、なんらかの発信は続けたいのでブログに記録していこうと思う。Twitterに更新通知が出る仕組みになっているが、どこでどう設定したのか記憶にない。だからTwitterにも投稿されると思うけど、レスとかコメントとか一切読んでないので、その点ご注意ください。それでは本題。

毎回、ワンテーマで暫く続く予定です。

何を議論しているの?

模写禁止の決定が妥当なのかどうかを論ずる向きもあったが、それは実際のところ検討可能な事象であるのだろうか?残念ながら、答えはノーだ。

そのことを検討できるのは、特別展を取り仕切った当事者だけであるはずだ。さらにその決定が妥当であったか?効果があったか?を検証できるのは、会期後の話だ。

にもかかわらず、これは不適切な判断であるとか思考停止だなどの批判の声があげられた。一体何を検討してこれらの発言ができるのか、非常に疑問です。特に思考停止って何でしょう?どう観察して、その言葉を出したのか、理解に苦しむのだ。

いわば今回の件は、地面から飛び出た小さな突起のようなものだ。実際に議論があった上で決定されたのであれば、地面の下には大きな遺物が埋まっているだろう。何も考えずに慣習に従ってくだされた決定であるなら、石ころだろう。

だが掘りもせずに判断を下すことはできないはずだ。プロであるなら掘るべきだ。

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