土偶ファイル No.0323 クビナガ土偶

東日本出土の首の長い土偶 土偶ファイル
クビナガ土偶

クビナガ土偶偶

東日本出土の首の長い土偶
クビナガ土偶

今回紹介するのは、豊田市郷土資料館(2022年9月30日に閉館、2024年新博物館オープン予定)が、所蔵している土偶です。常設の展示はされておらず、イベントや特別展で多数の縄文土器や土偶たちと一緒に展示されてきました。そんな田中コレクションの土偶を紹介します。

東日本とのことですが、出土地不明で縄文時代後期生まれの土偶です。土偶といえば、漫画っぽい表現が多いのですが、こちらの土偶はかなりリアルな造形ではないでしょうか?でもなんだか、あまり生気を感じない、デスマスクのような印象を私は受けるのです。一体この土偶は、どのような目的で作られたのでしょうか?

時代

縄文時代後期(約3500年前)

発掘遺跡

東日本(出土遺跡不明)

展示されている博物館

豊田市郷土資料館が所蔵。同館は2022年9月30日に閉館済み。2024年に新博物館オープン予定
田中コレクションが展示されることを期待しましょう。

コメント

今回は、豊田市郷土資料館が所蔵する土偶の紹介でした。可愛い土偶はたくさんいるのですが、今回紹介した土偶は、可愛いとはかなり縁遠いルックスです。私には生気すら感じられる、デスマスクのような不気味さを感じてしまう存在です。

まあそれはそれとして、こちらの土偶は随分と首が長く、その点でもかなりリアルと言えるのではないでしょうか?遮光器土偶や他の土偶たちとは、一線を画します。土偶とひとまとめにできない、さまざまな用途や目的があり、この土偶にも現代人の私達からは想像もつかない、特別な目的があったのかもしれませんね。

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