土偶ファイル No.0439 カランコロン土偶

八王子市楢原遺跡から出土した円錐形の土偶 中になにか入っていて振ると音がなる 土偶ファイル
カランコロン土偶

カランコロン土偶

八王子市楢原遺跡から出土した円錐形の土偶 中になにか入っていて振ると音がなる
カランコロン土偶

今回は、2021年に開催された特別展「縄文2021-東京に生きた縄文人」で展示されていた土偶の紹介です。なんとも穏やかな顔をした土偶です。円錐形の体に大きな頭が載っかった土偶は、メジャーではないにしても、それなりにたくさん存在しています。そして胴体部分が空洞になっていて、中に粘土粒や石粒が入れられていて、振ると音がなるものも多く存在しています。

この土偶も振ると音がなるそうです。どんな音がなるのか聞きたい人は、ぜひ東京都埋蔵物文化財センターに行きましょう。土鈴の音を聞くことができる展示がされています。

東京都埋蔵物文化財センターに設置された縄文時代の土鈴の音を聞ける展示設備
縄文の土鈴を鳴らしてみよう

時代

縄文時代中期

発掘遺跡

東京都八王子市 楢原遺跡 詳細位置は不明

展示されている博物館

特別展「縄文2021-東京に生きた縄文人」、現在の展示館は未調査

コメント

今回は、2021年に開催された特別展「縄文2021-東京に生きた縄文人」に展示された土偶の紹介でした。妊娠線、胸、おへそのグルグル。やはり、この子も女性。意図的に音を出せるように作られた土偶。そこにはなにか特別な思いが込められていたのでしょう。残念ながら、そこにどんな思いがあったのかを知ることは、もうできないのです。

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