土偶ファイル No.0453 　キョニュー土偶２

キョニュー土偶２

今回は、2021年に開催された特別展「縄文2021-東京に生きた縄文人」で展示されていた土偶の紹介です。小さな顔とその評定が、なんとも可愛らしい土偶です。多くの場合、一本線で表現されることが多い、体の真ん中の線ですが、この子は２列の短い線が斜めに入れられていますね。お腹のポッコリは、やはり妊婦さん、女性を表現したものでしょう。

時代

縄文時代中期

発掘遺跡

町田市　忠生遺跡

展示されている博物館

特別展「縄文2021-東京に生きた縄文人」、現在の展示館は未調査

コメント

今回は、2021年に開催された特別展「縄文2021-東京に生きた縄文人」に展示された土偶の紹介でした。顔と同じくらいの大きさで表現された胸。この子もキョニュー土偶と言えるでしょう。粉ミルクなんてもちろんない時代。子供が生まれて、おっぱいが出るかどうかは、切実な問題だったのでしょうね。