土偶ファイル No.0023 栄光のゴールテープ土偶

栄光のゴールテープ土偶 土偶ファイル
栄光のゴールテープ土偶

栄光のゴールテープ土偶

栄光のゴールテープ土偶
栄光のゴールテープ土偶

縄文時代にもマラソンランナーがいた!これが、その証拠だ!いままさに彼女は、栄光のゴールテープを切ろうとするところなのだ!ってそんなはずはないでしょうね。

こちらの土偶は、駒ヶ根市の日向坂遺跡からの出土品です。左足が欠損しているため、正面から見ると走っているように見えますが、大きな足で直立しているタイプの土偶だったと思われます。ケースの外からではよく見えませんでしたが、体の側面からお尻にかけては渦巻状の線刻がされていて、お尻は先が尖った出っ尻型になっているそうです。

そしていつものことながら気になるのが、手と足の表現。手は二股で、足は指の分かれ目の表現でしょうか線が二本入れられています。いずれにしても、やっぱり末端は適当に作られているのです。あっさりとした上半身にたいして、細かな細工が施された下半身というパターンも、これまでにいくつか紹介してきました。

下半身に装飾が集中するのは、子を孕み育むという点で非常に重要な部位と考えらていたからかも知れませんね。

時代

縄文時代中期後葉から末期

発掘遺跡

駒ヶ根市日向坂遺跡
詳細位置は不明ですが、JR駒ヶ根駅から北北東に1km程度の位置とのこと
発掘調査報告書は、コチラ

展示されている博物館

駒ヶ根市立博物館に展示されています。こちらは図書館などと併設された小さな博物館です。

コメント

私達が深呼吸したり、日光浴をしたり、森林浴をしたりするとき、無意識のうちに両腕を広げて空を見上げるようなポーズをとります。これはそれが心地よいポーズであると当時に、自然のエネルギーを体に取り入れられていることを感じらのに適しているからではないでしょうか?

手を広げて少し上を見上げた姿の土偶は、比較的にたくさん存在します。何千年も前に暮らした縄文の人たちは、私達よりも切実に自然のエネルギーを必要としていたはずです。現代人の私達と同じように腕を広げて空を見上げ、縄文の人たちも深呼吸なんかしてたのではないでしょうか?

そう考えると、はるか遠い昔の縄文の人たちの暮らしも、身近に感じられるのではないでしょうか?

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