変なマスクの遮光器土偶
今回は、東京国立博物館に展示されている土偶の紹介です。今回も遮光器土偶ですが、またしても例の有名な片足の遮光器土偶ではないのですが、正統派遮光器土偶と言って良いスタイルです。
頭の上の冠、遮光器のような大きな目、首飾り、脇の下にある胸、張り出した腰などなど。遮光器土偶の特徴をすべて兼ね備えたスーパー遮光器土偶なのだ!そういえば遮光器土偶というと、だいたい頭の天辺に穴が空いていますね。例えば、お酒とかそういうものを入れて儀式に使ったというような解釈はあるのかな?
時代
縄文時代晩期
発掘遺跡
宮城県田尻町恵比須田出土
展示されている博物館
コメント
今回は、東京国立博物館に展示されている土偶を紹介しました。この土偶、よくよく見ると目の間の下側、普通なら口のあるあたりにへんてこなものが付いていますね?ひょっとしてマスク?縄文の世にもコロナ感染症のような疫病が蔓延し、みんなマスクをしていたのだ!
ってなことは無いでしょうね。この変な装飾が何を意味するのかはわかりません。ですが、一般的には目の間にある丸い穴が口。目の間の上の突起が鼻であると解釈されているそうです。だからへんてこなものは、マスクじゃないのであります。たぶんね。