品川歴史館を訪問してきたので紹介したいと思います。こちらは、大森貝塚のすぐ北側に所在しています。このため大森貝塚からの出土品の展示がされています。またモース博士の事績を伝える展示もあります。
また東海道の品川宿の様子を伝える展示も用意されています。
品川歴史館
名称:品川歴史館
所在地:東京都品川区大井6-11-1
開館時間:月曜日・祝日(月曜日が祝日の場合その翌日も休館)
年末年始(展示替えなどの臨時休館もあります)
入場料:無料
土偶の有無:1点あり
ホームページ:リンク
展示物
展示室に入ってすぐ目を引くのが、大森貝塚の貝層標本ですこちらの貝層はいまから2300年から3200年前にこの場所に人が住んだ痕跡なのだそうです。
教科書にも載っている有名なお話ですが、日本に教師としてやってきていたエドワード・モース博士が、汽車の車窓からこの場所に貝塚をみつけ、発掘したことで日本の考古学が幕を開いたわけですね。
獣骨や土器などいろいろ展示はあるのですが、私が一番気になったのはこちらの土製耳飾りです。非常に精緻な細工が施されえおり、また赤彩されています。数千年前の縄文時代には、美しい耳飾りで身を飾った女性がこの場所で暮らしていたのですね。
土偶
土偶は1点のみです。やはり大森貝塚からの出土品とのこと。手足は欠損してて顔の表現もなく、シンプルな土偶です。