山梨県立考古博物館を訪問してきたので紹介したいと思います。こちらには、「みさかっぱ」と「やっほー」という二人のスター土偶さんが、いらっしゃいます。
山梨県立考古博物館
名称:山梨県立考古博物館
所在地:山梨県甲府市下曽根町923
開館時間:午前9時~午後5時(入館の受付は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)
12月29日~1月1日
1月の第2火曜日(この日が1月8日である場合は第3火曜日)~翌週月曜日まで
入場料:一般・大学生の方:220円
土偶の有無:いっちゃん、のんさん、おおきどくんなどなど
ホームページ:リンク
こちらの博物館は、とにかく土器の展示が充実しています。大型の縄文土器が多数展示されています。縄文好きなら、間違いなく訪問すべき博物館の一つです。
展示物
入り口でナウマン象の親子が、出迎えてくれます。写真をとって早速中へ。
山梨県は、縄文王国を自称していますが、自ら王国と名乗るだけあって縄文時代の素晴らしい遺物がたくさん発掘されています。山梨県立考古博物館には、それらの遺物が数多く展示されていました。
特に充実しているのが、深鉢などの土器類です。中部高地は非常に奇っ怪な模様や形をした土器が多数発掘されているのですが、こちらの博物館には、それらの遺物がところせましと並べられています。
有孔鍔付土器も様々な形のものが展示されています。私は、有孔鍔付土器は太鼓であってほしいなと思っています。ただ関東地方では、注ぎ口がついたものが見つかっていますので、酒造りに使ったという説が有力になっているようですね。形が似ているから同じ用途だとも限りませんので、あっちは酒造りだけど、こっちは太鼓みたいなことがあっても良いかなと思っています。
その他で、私が気になったのは、上コブケ遺跡から出土した貼付文の埋甕です。下のリンクの一番上の写真が、貼付文の埋甕です。展示では、欠損した部分を修復し、発掘されたときと同じように伏せた状態で展示されています。
土器以外にも耳飾りやヒスイの装身具などが展示されています。
土偶
土偶の展示も非常に充実しています。代表的な土偶さんは、御朱印にもなっている、いっちゃんとのんさんです。そして可愛らしいおおきどくんも、ここにいます。おおきどくんは、下のリンクのページの2つ目に紹介されている土偶のことです。
それから私が非常に気になったのが、複製品ではあるのですが、耳飾りをつけた土偶です。耳の部分に穴が開けられているものは、たくさん見たことがありますが、こちらの土偶ははっきりと分かる形で耳飾りが表現されていました。
また、こちらも複製品にはなりますが、山梨県内で発掘された土偶さんたちを一同に集めた展示もありました。比較的、大きめの土偶ばかりなのですが、かなりバリエーション豊かでありながら、共通点があったりと見ていて飽きません。
それから弥生時代の遺物ではありますが、容器型土偶の展示もあります。どの本で読んだのか忘れてしまったのですが、縄文時代までは土偶は、ほとんど女性をモチーフにしているのですが、弥生時代になると男女がペアで作られるようになるそうです。
縄文時代は女性しか生み出す力がないと考えられていて、弥生に入ると男性も食料を生み出すことができるようになり、このため男性の土偶も作られるようになったという説があるとのこと。それにしてもなんで容器型なのかな?
土偶御朱印
山梨県立考古博物館でもらえる土偶御朱印は、一番と二番の2つです。