縄文人の命は短くて。。。
ネタ切れ間近?そろそろ週イチくらいにしたい、らくがきシリーズです。今回は、縄文人の命は短くてというお話です。
前回、縄文人は子沢山という話を書きました。一組のカップルが8人もの子供を産まなければ、人口を維持することができなかったという説もあるようです。これが事実かどうかは、よくわかりません。
それでも子供を埋葬したと思われる遺物がたくさん見つかっているわけですから、大変厳しい時代だったことは、間違いありません。無事に成長したからと言って、必ずしも長生きできるわけではありません。縄文人の寿命については、尖石縄文考古館のホームページに簡単にまとめられているので、そちらを見ていただければと思います。
こちらの解説によると、平均寿命は46歳程度だったのではないかということのようです。ただしこちらの調査では、15歳以上と推定される人骨についてのみ検証しているそうですので、ある程度成長した人たちの平均寿命ということになります。
いずれにしても医療がない時代のことですので、20代、30代で亡くなってしまう人たちも、たくさんいたようです。また出産も大きなリスクですので、女性の死因には出産が多く含まれるとも推定されるようです。縄文の人たちにとって死はいつでも隣り合わせだったと言えるでしょう。
いまより栄養状態が悪い時代のことです。女性が妊娠可能になる年齢も、いまより高かったはずです。そして今よりも早く衰え、妊娠不可になったと考えられます。そう考えると女性は、成人してからこの世を去るまで、人生のほぼ全てを出産と子育てに捧げていたのかもしれません。
縄文時代のお話として書きましたが、つい最近まで、女性の人生のほぼ全てが出産と子育てに捧げられていたのではないでしょうか?人類の子供は、他の動物と比べて頭が大きいため生むのも大変な上、かなり未成熟な状態で生まれてきますので、育てるのも一苦労です。いつも書いていることですが、つくづく女性は偉大だなと思うのです。