名古屋市博物館

名古屋市博物館 博物館
名古屋市博物館

名古屋市博物館を訪問してきたので紹介したいと思います。名古屋市博物館は、昭和52年に開館した歴史系の博物館です。。

名古屋市博物館


名称:名古屋市博物館
所在地:名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1
開館時間:午前9時30分から午後5時00分(ただし入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館し、直後の平日を休館します。)
    第4火曜日(ただし祝日の場合は開館します。)
    年末年始(12月29日から1月3日)
入場料:大人:300円 / 大学生・高校生:160円/中学生以下:無料

土偶の有無:完品は無いが6点展示あり
ホームページ:リンク

展示物

名古屋市博物館は、旧石器時代から現代に渡っての名古屋市の歴史を紹介しています。愛知県は、戦国時代の歴史が非常に濃いため、縄文時代の展示は少なめです。

それでも貝塚の剥ぎ取り標本、石器、骨角器、動物の骨、土器などが多数展示されています。そのなかでもひと際目を引くのが、おおよそ1mほどの長さはあろうかという石棒です。こちらは縄文中期のもので愛知ではなく、岐阜県内からの出土とのことで、遺跡名の表示はありませんでした。

それから展示室の外ですが、本物の遺物に手を触れてみることができるコーナーが設けられています。愛知県ではなく長野県からの出土品ですが、本物の縄文土器の手触りを感じることができる貴重な展示ですので、こちらも忘れずに見学されることをおすすめします。

土偶

愛知県ですので、土偶の展示はささやかな感じです。あまり保存状態はよくありませんが、大曲輪遺跡から板状のものが2点と少し大きめで上半身だけのものが1点。下のイラストの吉沢町遺跡からの出土が1点。それから名古屋市内ではありませんが、田原市の保美貝塚からの出土が1点。それからこちらも名古屋市内ではなく豊川市の麻生田当貝塚出土のみみずく土偶っぽい1点。以上の合計6点が展示されていました。

私が気に入ったのは、イラストにも描いた吉沢町遺跡出土の土偶です。顔は平面で水滴型ですが、後頭部は魚の背中のように尖った流線型になってます。また、こちらの土偶はよく見ると顎にたくさんつけられた点々が赤と緑っぽい色で彩色(もしくは着色された粒を埋めた)されています。なぜわざわざ彩色し、しかもなぜ赤と緑で塗り分けたのか?いろいろと不思議な土偶です。

後日、これと全く同じ形をし、しかも欠損の状態もまったく同じ土偶に、豊田市郷土資料館で出会いました。こちらは新金山遺跡からの出土ということですので豊田市内からの出土です。

現代人の感覚だと徒歩での移動はきつい距離ですが、両遺跡の間は直線距離で30kmもないので隣村くらいの感覚だったのかもしれませんね。頻繁に行き来し、同じ価値観を共有していたのでしょう。

吉沢町遺跡土偶
吉沢町遺跡土偶

リンク

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