土偶ファイル No.0419 ひょろひょろ土偶

北杜市武川町 石堂B遺跡から出土の土偶 土偶ファイル
ひょろひょろ土偶

ひょろひょろ土偶

北杜市武川町 石堂B遺跡から出土の土偶
ひょろひょろ土偶

今回は、北杜市考古資料館に展示されている土偶の紹介です。とてもシンプルで特徴の薄い土偶ですが、なんだかとても頼りない感じが素敵です。よく見ると口らしい穴の上に点々が4つありますね。顔の端に開けられた穴は、目ではなく耳飾りの穴かもしれませんね。目にしては、少し離れすぎているようです。

時代

縄文時代後期

発掘遺跡

北杜市武川町 石堂B遺跡 (発掘報告書によるとこのあたり)

展示されている博物館

北杜市考古資料館

コメント

今回は、北杜市考古資料館に展示されている土偶の紹介でした。土偶の面白さは、こういうなんだか適当で雑に作られた土偶にこそあるのです。確かに超絶技巧を凝らして作られた大型の土偶には、それなりの素晴らしさがあります。でもですね、こういうもう分けわかんない土偶たちには、なんでこんな土偶が作られたのか妄想する楽しみがあるのですよ。

それにしてもこの土偶は、あまりにもひょろひょろです。もうちょっとしっかり作れ!そう縄文人たちに伝えたいですね。

タイトルとURLをコピーしました