ミュージアムスコープ

どうでも良い話

ミュージアムスコープを買ってみました

博物館めぐりをしていると、ときどきミュージアムスコープを使っている人を見かけるので、私も購入して試してみました。私が購入したのは、単眼鏡(のぞき穴が1つ)タイプのものでメーカーとスペックは以下の通りです。

KENKO ギャラリーEYE6x16
拡大倍率6倍
最短合焦距離 25cm

もっと高いものもあるのですが、金欠につき断念。もっと安いものもあるのですが、長く大事に使える品質のものをと思い、1万円を切るお値段で買えるKENKOのギャラリーEYE 6×16を選択しました。どのくらいで満足するかという問題はあるのですが、安いミュージアムスコープは視野が狭く暗くなる傾向にあります。きちんとしたメーカーの中級クラスのものを買っておけば、だいたい満足できるかなという判断ですね。博物館での使用だと拡大倍率が、4倍から6倍程度のものが最適なのだそうです。同じメーカーで拡大倍率が4倍のものもあり、どちらを買うかかなり迷いました。一般的に拡大倍率が上がると明るさが下がり、見え方が暗くなってしまいます。多くの博物館は、照明が暗めですので、明るいほうが有利だとは思うのですが、結局高倍率の誘惑に負ける形になってしまいました。

使い方

使い方は、簡単です。ゴム製のアイピースがついた方からのぞき、本体の筒部分をくるくる回してピント調整をするだけです。KENKOの単眼鏡は、下の写真右側のようにアイピースを折り返すことができます。このようにしておくとメガネを掛けたままでも、違和感なく土偶さんを観察することができるのです。

外観
アイピースを折り返したところ

見え方は?

博物館での使用を考えると、だいたい1メートルくらいの離れたところからの観察が多くなるのではないでしょうか?今回、みみずく土偶さんに協力していただき、だいたい1メートルくらいの距離でスマホのカメラを使って撮影してみました。左側がミュージアムスコープなし、右側がありです。実際の使用感では、ここまで拡大されているようには見えませんが、それでもかなり大きく見えますし、小さなヒビなどもしっかりと観察できます。ただし視野はかなり狭くなります。

ミュージアムスコープなし
ミュージアムスコープあり

購入する前に見え方をイメージしてみる

拡大倍率が6倍のミュージアムスコープの場合、観察対象物までの距離が6分の1の距離から観察した場合と同じ見た目で観察できます。つまり1メートルの距離から6倍のミュージアムスコープで観察すると、だいたい17cmの距離から観察した場合と同じ見た目になります。視野の範囲は、だいたい直径が5−6cmの対象物がすっぽり収まるくらいの範囲になります。

ためしに2メートル離れたパソコンを観察すると、キーボードに書かれている文字をしっかりと読み取ることが出来ました。離れた位置にある対象物を観察するときには、間違いなく力を発揮します。

まとめ

というわけで今回は、ミュージアムスコープの紹介でした。まだ買ったばかりで一度しか使えていないのですが、買ってよかったと満足しています。私が大好きな土偶さんたちは、非常に小さいものも多いので、しっかりと観察するためには、ミュージアムスコープは必須だなと思います。
拡大率が4倍のものの見え方も気になるので、そのうち購入して比較レビューしてみたいと思っています。
それにしても今の状況だと気楽に博物館めぐりも出来ません。一日も早くコロナが収まって心置きなく土偶を楽しめる日が来ることを祈るばかりです。

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