土偶ファイル No.0360 へそ出し土偶

神奈川県折本遺跡出土の土偶の下半身 土偶ファイル
へそ出し土偶

へそ出し土偶

神奈川県折本遺跡出土の土偶の下半身
へそ出し土偶

今回は、神奈川県立歴史博物館に展示されている土偶の紹介です。神奈川県の折本貝塚からの出土です。大きく膨らんだ腰とお腹のM字型の模様は、長野県茅野市の縄文のビーナスから東京都の多摩ニュータウンのヴィーナスまで、結構広い範囲で共通するデザインですね。

時代的には、多摩ニュータウンのヴィーナスと折本貝塚の土偶が縄文時代前期で先輩土偶となります。縄文のビーナスは先輩の影響を受けた土偶ということになるのでしょうか?

土偶ー縄文のビーナス
土偶ー縄文のビーナス
多摩ニュータウンのヴィーナス土偶
多摩ニュータウンのヴィーナス土偶

時代

縄文時代前期(おそらく)

発掘遺跡

折本貝塚

展示されている博物館

神奈川県立歴史博物館

コメント

今回は、神奈川県立歴史博物館に展示されている土偶を紹介しました。下半身だけしか見つかっていませんが、多摩ニュータウンのヴィーナス土偶とまったく同じデザインのお腹をしていますね。そして、おへそもしっかりと表現されています。やはり、おへそが人にとって重要であるということは、縄文時代からしっかり認知されていたのでしょうね。

今年(2022年)の夏は、へそ出しルックがたいへん流行っていたのですが、僕はおじさんなので、そういう服装は、どうだかな?って思うのです。おへそは、とても大切なのでちゃんと隠したほうが良いかなと思うのです。え?土偶だってへそ出しているじゃないかって?ごもっともでございます・・・。

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