土偶ファイル No.0359 セクスゥイー土偶

さいたま市松木遺跡から出土の土偶 土偶ファイル
セクスゥイー土偶

セクスゥイー土偶

さいたま市松木遺跡から出土の土偶
セクスゥイー土偶

今回は、さいたま市立博物館に展示されている土偶の紹介です。身長は、たったの2.7cmと大変小さな土偶です。あちこちで最小クラスの土偶という表現を見かけますが、私が今まで見た中では、この子が最小だ!と主張したいような気がしました。こんなに小さいのに、ちゃんと女性だと分かる表現ですね。

しかし、このタイプの土偶は、どれも頭、手、足が作られていません。時代も距離も大きく離れた相谷熊原遺跡と同じ特徴が現れるというのは、なんだか不思議で面白いですね。茨城県の花輪台貝塚からも類似した土偶が出土していますが、こちらは距離は近くても時代がかなり違いますね。

花輪台貝塚から出土した小さなヴィーナス土偶
花輪台貝塚の土偶
相谷熊原遺跡土偶
相谷熊原遺跡の土偶

時代

縄文時代前期

発掘遺跡

松木遺跡 詳細位置は不明

展示されている博物館

さいたま市立博物館

コメント

今回は、さいたま市立博物館に展示されている土偶の紹介でした。相谷熊原遺跡や花輪台貝塚の土偶と同じくかなり古い土偶かと思いきや、類例なしということですが、縄文時代前期とのことですから、わりと新し目ですね。

それにしても、この土偶。ボンッ!キュッ!ボンッ!って感じで、たいへんセクスゥイーですね。

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