ヒゲヅラ土偶
こちらは愛知県田原市の伊川津貝塚からの出土品です。残念ながら写真は本物ではなくレプリカで、実物は東京大学に収蔵されています。
こちらは、有髯土偶という名前で有名です。つまりは、ヒゲがはえた土偶ということですね。ヒゲが生えているのだとしたら男性だということになります。とはいっても、この土偶を調べた考古学者が、これはヒゲだなと思って、そう名付けたというだけのこと。
果たしてこの土偶は、ヒゲが生えた男性なのか?それとも入れ墨をした女性なのか?その答えは、縄文人に聞いてみるしか無いですね。
時代
縄文時代晩期(約3200〜2400年前)
発掘遺跡
伊川津貝塚。
展示されている博物館
田原市渥美郷土資料館に展示されています。
コメント
残念ながら、この土偶の実物は東京大学に収蔵されています。おそらく展示はされておらず、一般の人が見ることは難しそうです。個人的には、土偶などの考古資料は出土された場所で、他の展示物と並べて鑑賞するのがベストではないかと思っています。ですので、せめて里帰り展示とかしてくれると、ありがたいなと思います。