落書き ー 縄文人の服について

縄文服 落書き
縄文服

縄文の服について

ペンタブを新しく買ったので、元を取るまでは書きまくるつもりのらくがきシリーズです。道具が変わっても絵の質は変わりません。さて、今回は、縄文人はどんな服を着ていたのかというお話です。

よくよく考えてみると、私達は物心ついてからずっと服を着て、外界から身を守って生きています。ですので、服が自分たちの身体をどれほど守ってくれているかについては、あまり理解できていないように思うのです。

服を着ていない状態で自然の中に入っていくと、どれほどひどい目に合うのかは、ぜひディスカバリーチャンネルのThe Nakedを観てください。全裸でという設定ですが、もちろんお色気シーンはゼロですのでご安心ください。

この動画を見ればわかるのですが、服を着ていなければ、ちょっと森の中を歩いただけで棘や枝などで体中傷だらけになってしまいます。そして夜は、所構わず、虫の攻撃を受け、あっという間にズタボロにされてしまうのです。

もちろん縄文人だって例外ではなかったはずです。身体を保護しなければ、自然の中に出ていって動き回ることはできませんので、なんらかの服を着ていたはずです。そして服は、縄文人にとって、非常に重要な道具だったのは間違いないでしょう。

残念ながら、縄文人がどのような服を着ていたのかをはっきりと知ることはできていません。ですが編布(あんぎん)といわれる布製品を作っていて、これを衣類にしていたということは間違いないようです。ちなみにこの編布(あんぎん)は、手で編んだ織物ですので、素材の調達から仕立てまで考えると、とんでもない時間を費やす必要があったようです。

どのような模様が付けられていてかなどは、土偶の模様を参考にして、さまざまな復元が行われています。ただ土偶は、そもそも実在の人をかたどったのかも怪しいですし、人だったとしてもシャーマンなどの特殊な人である可能性も有るので、一般の縄文人がどのような服を着ていたのかについては、いまのところ、全くわかっていないと言って良いでしょう。

縄文服
縄文服

単純に服と言っても、外界からの物理的な障害から身を守るだけではなかったのではないでしょう。邪悪なものを寄せ付けないための呪術的な役割もあったはず。そしてそこには、おしゃれ的な要素も。。。

でも結局の所は、想像するくらいしか無く、なんにもわからないからこそ、そこにロマンがある!そんな気がします。

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