しゃこちゃん?!土偶
今回は、埼玉県立歴史と民俗の博物館に展示されている土偶の紹介です。頭部だけでかなり摩耗していますが、この風貌は間違いなく遮光器土偶ですね。遮光器土偶は青森県から岩手県を中心にたくさん作られた土偶です。埼玉県桶川市から岩手県まででも直線距離で400kmは離れています。そんな長距離を自由に移動しながら、情報や物資を交換しあっていた縄文の人たちのたくましさには、本当に驚かされます。
時代
縄文時代晩期
発掘遺跡
桶川市後谷遺跡
展示されている博物館
コメント
今回は、埼玉県立歴史と民俗の博物館に展示されている土偶の紹介でした。これはもう完全にしゃこちゃんで間違いなさそうですね。もちろん海や川などを駆使し移動したのでしょうが、それにしてもその交流範囲の広さには、驚かされます。
記録の残っているところで、江戸時代の旅人は、1日に40kmほど歩いていたそうです。狩猟で山野を駆け巡っていた縄文の人たちは、徒歩でももっと早く移動できていたのかもしれませんね。