はじめに
いつものことだけど、このての炎上案件に便乗すると、めちゃくちゃにアクセスが伸びるので書いて見ることにしました。アクセスを稼ぐためには、魂だって売る所存なのですよ。あと僕は、ミュージアムはもっとオープンになり、模写や写真撮影を含む様々な楽しみ方が、容認されるようになってほしいなと思っています。なので、その邪魔をする人たちとは、たとえ目指すものが同じでも、歩調をあわせたりしないし、ダメ出しもするのですよ。
というわけで、今回も模写の是非をめぐる炎上案件についてですよ。特定の個人、団体、その他諸々を非難する意図は一切ありませんので、件のTweetも、その他のレスポンスについても、一切引用はいたしません。
何が起こったのか
今回も模写を注意された観覧客が、お怒りになり、その時のレスポンスについてあーでもないこーでもないと苦情を申し立ててTwitterで騒いだという案件ですね。監視員さんが、だめな理由に著作権を持ち出してしまったところから、観覧客に火が着いたという流れです。
実際のところ、何が起こったかは知らないし、監視員さんがどのような反応をしたのかも分かりません。でもね、思わぬ反撃を受けて、パニクってつい著作権がーって言ってしまったという程度のことじゃないですかね?実際、現場は、美術館で著作権者の意志で模写禁止のものも有るでしょうよ。
そして、その直後のやり取りで、この件は決着すべき話なんですよ。だって所有者である高山寺(高円寺じゃないよねっ by 吉田拓郎)が、あきませんって言っているわけでしょ。それ以上でも、それ以下でも無いでしょうよってことです。
知らんですけど、高山寺があきませんって言っているというのは、まあ事実なんじゃないですかね?
法律的にはどうなのか?
この手の話になると、毎度、法律の解釈がーって大騒ぎしますね。もはや聞き飽きました。著作権の話は、もはや決着済みだし、私は泡食って間違えた説明をした程度の事やろうと思っていますので、俎上には上げません。
問題としたいのは、施設管理権の侵害についてです。今回の案件も、模写禁止はミュージアム側がルールとして設定し、明示もされていたものです。そのルールを破るのは、施設管理権の侵害というものですよ。もちろん件の観覧客も、その場での指示には従ったらしいので、施設管理権の侵害だなんて主張するつもりは、もうとう有りません。
ですがね管理者が、その管理する施設内でのハウスルールを決めて運用することの、どこがイカンと主張するつもりなのか、まったく理解不能なんですよ。しかも模写禁止って、それほど批判されるよな話ですかね?公共性の高い施設だから、万人が納得するハウスルールにしなきゃならんってことですか?なんなら私、ミュージアムでの模写は絶対禁止派にまわって暴れても良いですけど?
本当は法律とか、そんな事どうでも良いのです
正直言って、教育的意義やら、法解釈やら、博物館の意義やら、そんなものは、どうだって良いのです。毎度、張り切って登場して大騒ぎするお歴々のね、子供じみた振る舞いこそが、問題だと言いたいのです。大体は、自らの正義を過信するあまり、愚かな主張をすることにより、事態をより硬直化させる役割しか果たしていない。だから毎回、そのやり方は、違うんじゃないかと声を上げているのです。
あとTweetにもいくつか指摘したけど、論理的に破綻している主張もけっこう多い。例えば「全体論に個別的事情を持ち込むな」というような主張をしながら、「個別事例を全体論で批判する」というような愚が平気で行われている。
ミュージアム側のディスコミュニケーションを問題するTweetも目にした。それを言うならミュージアムに要求する側は、もっとひどいディスコミュニケーションじゃないかと思う。正直な話、一部の人のテンションのTweetが、もし私に直接向けられたとしたなら、私は秒速でブロックしますよ。ミュージアムは、業務としてやっているから、真摯にレスポンスを返すけど、本音のところはどうでしょうかね?
本当に言いたいこと
ダラダラ書いてきたけど、本当に言いたいことは、
大人らしく行動しなさいよ
ってことなんですよ。私がこの記事を書くにあたって参照したいくつかのTweetは、先生と呼ばれるような立場の人がしたものでしたよ。おのが主張を通すために、大義やらミュージアムの本分を主張して、稚拙な論説をブンブン振り回して誰かを攻撃するのって、見ていてみっともないものですよ。子供らに見せられますか、その姿?
私は、そんな姿を子供らに見せるのは、絶対ごめんですね。大人なんだから、大人らしい方法で、解決策や方向性を見出す努力をする姿を見せる方向で頑張れはしませんかね。大人なんだからね。
一部、我ながら大人げない表現もありますが、ごめんなさい。以上です。
追記
「高円寺じゃないよねっ」ていうのは、吉田拓郎の名盤「元気です」の中の一曲「高円寺」の歌詞の一部です。「元気です」と「伽草子」は、吉田拓郎の初期の名盤なので、ぜひ聞いてほしいなと思います。