博物館等への寄付について調べてみた その1

土偶ちゃん 寄付について
土偶ちゃん

はじめに

先日、ふるさと納税をしてみました。博物館や博物館がある地域への支援をしたいということで納税先を選んだのですが、もっと直接的な支援ができないかなという思いに至り、博物館等へ直接に寄付金を渡すことができないかと思い、いろいろと調べてみました。

寄付をすると言ってもサラリーマンが、寄附金控除の枠内でやることですから、金額はしれています。とりあえず今年は、以下の条件で寄付金の受付先を探すことにしました。

  • 寄付金の額は5万円
  • 縄文関係の遺物を展示する博物館、郷土館、資料館等
  • 用途は指定しないが、博物館で使用する条件

所得控除について

5万円の寄付をすると言っても、さすがに個人で5万円を支出できるほどの余裕は、ありません。ですので確定申告を行い、所得控除を行うつもりです。ただ寄付については、なんでもOKというではなく特定寄附金に該当するものだけがOKということになるそうです。

寄付金控除に関する説明は、国税局のホームページに説明がありますが、ちょっと素人には難解です。

個人が特定寄附金を支出したときは、寄附金控除として所得金額から差し引かれます。

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/04_3.htm

特定寄附金が、なんであるかについては、ふるさと納税のポータルサイトである「さとふる」が詳しく説明しています。

かなりややこしいのですが、博物館への寄付という点で考えると、以下の2つに限られそうです。

  • いったん自治体に納付する
  • 特定公益増進法人に対しての寄付を行う

いったん自治体に納付する方法については、後述します。控除対象となる特定公益増進法人が、どこであるかについては内閣府のホームページに紹介されています。こちらのページは、個人が寄付金の納付先を選ぶための参考用として提供されています。リストから博物館に関係のある事業を選ぶことで、博物館への支援を行うことができそうです。

博物館に直接寄付する

博物館運営の実態がどうなっているかについては、まだ調べきれていません。ざっと見たところ、自治体が直接運営しているパターンと財団法人として運営しているものの2パターンが見つかりました。

市立とか県立となっているところが多いので、大多数が自治体の運営ということになりそうです。これらのタイプの博物館に対する寄付は、自治体を通して行うことになりそうです。

ちょっと手間はかかりますが、お気に入りの博物館や資料館に、直接お金を届けたいという場合は、管轄する市町村に問い合わせる必要があります。

やっかいなのは、財団法人の場合です。こちらは条件が厳しく、次のようになっています。

  • イ 広く一般に募集されること
  • ロ 教育又は科学の振興、文化の向上、社会福祉への貢献その他公益の増進に寄与するための支出で緊急を要するものに充てられることが確実であること

ホームページ等で寄付が募集されていれば、控除対象になりますが、そうでなければ対象外ということになりそうです。

もっと手軽に博物館に寄付をする

自治体と交渉するとかめんどくさい!という場合は、寄付を公募している博物館を探して寄付をするという方法もあります。博物館 寄付で検索すると、募集している博物館を見つけることができます。

Google検索の結果

検索で上位に出てくるのは、トーハクなどの大きな施設が多そうです。地元の博物館等が、寄付金を募集していれば、これを選択するのも一つの手かと思います。

博物館だけでなく日本博物館協会などのような団体に寄付をするという選択肢もありますので、博物館に関する事業全体を支援するということもできそうです。

なかには返礼品を用意している受付先もありますので、ふるさと納税的な感じで、返礼品をめあてに寄付をするというのも面白いかもしれませんね。

まとめ

とりあえず自治体が運営している博物館に対しては、交渉次第ですが寄付金を届けることができる可能性があるということが、わかりました。私の場合は、とりあえずどこかの自治体に連絡して交渉をしてみようと思っています。

また博物館の運営側も、もっとふるさと納税を活用する道は、ないでしょうか?必ずしも有償や高価な返礼品を出さなくても、アイデア次第で安価な返礼品を出すことは、できるはずです。例えば、

 学芸員が撮影した土偶ブロマイド 10枚セット!

なんてどうでしょう?普段、ガラスケースに収まっている子のベストショットが含まれていれば、僕なんかは、ホイホイ寄付しまくりますよ!

そんわけで、今回はここまで。しばらく続くかも。。。

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