釈迦堂始祖シスターズ
今回紹介するのも、山梨県笛吹市の釈迦堂遺跡から発掘された土偶です。釈迦堂遺跡から発掘された土偶は、ほぼ全てが縄文時代中期(5500〜4500年前)のものです。今回、紹介するのはそれよりも前の縄文時代前期(7000〜5500年前)に作られた土偶ということになります。
縄文時代前期の土偶は、7点のみが発見されているそうです。つまり写真に写っているものが、全てということになります。右上の土偶だけ、顔に穴があけられ胸らしき表現もあります。それでも中期の複雑な表現と比べると、かなりシンプルですね。
時代
縄文時代前期(7000〜5500年前)
発掘遺跡
釈迦堂遺跡群
展示されている博物館
釈迦堂遺跡博物館に展示されています。
コメント
同じ遺跡から発掘された土偶たちですが、時代が違うと見た目も何もかもまったく異なってしまいます。時間や場所を超えて共通点があったり、逆に同じ場所、隣り合った場所、時期が同じでもまったく見た目が異なったり。それが土偶の面白いところです。
おもちゃだったり、お守りだったり、祭祀の道具だったり、いろんなことに使われたのでしょうね。