土偶ファイル No.0369 いのっぴー

皆野町大背戸遺跡から出土のイノシシ型土製品 土偶ファイル
いのっぴー

いのっぴー

皆野町大背戸遺跡から出土の猪形土製品
いのっぴー

今回は、埼玉県立歴史と民俗の博物館に展示されている猪型土製品の紹介です。土偶ファイルとか言いながら、2023年の新年二発目から土偶ではなく土製品なのです。

兎にも角にも今日紹介するのは、猪の姿をした土製品です。動物の土製品は、いろいろ出土していますが、なかでも猪の姿をしたものは、非常にたくさん見つかっています。そして非常に可愛らしく作られたものも多いようです。この猪くんも、なかなか愛嬌のある顔をしていると思いませんか?

時代

縄文時代後期

発掘遺跡

皆野町大背戸遺跡 地図は駒形遺跡だが隣接していたとのこと

展示されている博物館

埼玉県立歴史と民俗の博物館

コメント

今回は、埼玉県立歴史と民俗の博物館に展示されている猪型土製品の紹介でした。猪は、古事記の中にも神としてたびたび登場します。例えば、伊吹山の神として現れ、大和武尊に重症を負わせたのも白い猪でした。かなり昔から、猪は単なる狩りの対象としてだけではなく、神聖な存在であると考えられていたのでしょう。猪はパワフルで子沢山なので、縄文の人たちのあこがれの対象となっていたのかもしれませんね。

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