ニュータウン土偶s
今回も、東京都埋蔵文化財センターに展示されている土偶達の紹介です。いつものことながら写真がいまいちです。そんなわけで少しマシに撮れている写真を追加しておきます。
線刻が細かく、手を少し上に上げて大きく広げているという点は共通しながらも、顔の表現や体の模様は、それぞれに個性的です。そして巨乳率が高め。明らかに妊婦の土偶もいますね。どことなく苦しげな表情をしているのは、生みの苦しみを表しているのでしょうか?
もちろん食料採取が容易で簡単だったなんて言うつもりはありません。それでも出産し子供を育て、次の世代につないでいくという事以上に重要だったはずはありません。生んだ子が次々に命を落としていくような環境ではなおさらです。食物のフィギュアだなんて話は、ちょっとちゃらすぎると思うのですが・・・。
時代
縄文時代中期後半
発掘遺跡
多摩ニュータウンNo.72、No.446遺跡 詳細位置は不明
多摩ニュータウンNo.300遺跡 詳細位置は不明
多摩ニュータウンNo.939遺跡 詳細位置は不明
展示されている博物館
コメント
今回は、東京都埋蔵文化財センターに展示されている土偶達を紹介しました。現代人にとっても多摩周辺は、ベッドタウンになるほど暮らしやすい場所です。暮らしやすさは、縄文人たちにとっても同じだったようです。そんな場所だからこそ、他の地域とは少し毛色の違うユニークな文化が育まれたのかもしれませんね。
縄文人たちも、いつかは多摩であこがれのマイ竪穴式住居を!なんて思っていたのかもしれませんね?そんなわけないかー。