土偶ファイル No.0329 マッシュルームヘッド土偶

東日本から出土の土偶 土偶ファイル
マッシュルームヘッド土偶

マッシュルームヘッド土偶

東日本から出土の土偶
マッシュルームヘッド土偶

今回紹介するのは、豊田市郷土資料館(2022年9月30日に閉館、2024年新博物館オープン予定)が、所蔵している土偶です。常設の展示はされておらず、イベントや特別展で多数の縄文土器や土偶たちと一緒に展示されてきました。そんな田中コレクションの土偶を紹介します。

赤ちゃんのように手足を投げ出した土偶ですが、胸も妊娠線らしきものもあるので、やっぱりこの土偶も女性を表現したものでしょう。相変わらず、胸の位置のそこじゃない感は、半端ないのですが・・・。この位置に胸を作る何らかの理由が、あったと個人的には考えているのですが、どうでしょうか?

そして頭は、マッシュルーム型です。写真の写りが悪くて、目や鼻があったのかわからないのが残念。次回展示された際には、確認しに行きたいですね。

時代

縄文時代晩期(約3000年前)

発掘遺跡

東日本(出土遺跡不明)

展示されている博物館

豊田市郷土資料館が所蔵。同館は2022年9月30日に閉館済み。2024年に新博物館オープン予定
田中コレクションが展示されることを期待しましょう。

コメント

今回は、豊田市郷土資料館が所蔵する土偶の紹介でした。土偶の胸の形や位置、大きさについては、たびたび話題にするのですが、個人的にはかなり興味をもっている分野です。子を生み、命を繋ぐという意味では、お腹と同じくらいに重要視されていたはず。だからこそ形や位置を決める際には、心が込められていたはずだと信じているのです。

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