へこみ土偶
今回も紹介するのは、山梨県笛吹市の釈迦堂遺跡から発掘された土偶です。今回も、なんとかピンぼけせずに済んでいますね。
かもめ型で鼻と一体化した眉、キノコ型の頭の形、頭の輪郭の縁取り模様など、シンプルめな表現ではありますが、良く見るタイプの土偶ですね。でもここまで物悲しげな土偶は、珍しいかも?制作した縄文の人、なにか辛いことでもあったのだろうか?
時代
おそらく縄文時代中期
発掘遺跡
釈迦堂遺跡群
展示されている博物館
釈迦堂遺跡博物館に展示されています。
コメント
生きていれば楽しいことも悲しいこともたくさんあります。きっとそれは、縄文に暮らした人たちも同じことです。現代に住む私達と比較にならないくらい死が身近にあった縄文時代には、大切な人との別れは何度も繰り返し経験する悲しみだったはず。この土偶も、そんな悲しみの中で作られたから、こんなに物悲しげなのかもしれませんね。
ちなみに、コレを書いている時点で僕は、Twitterから距離をおいています。50を目前にした僕は、いままさに両親の病に直面し、さらには義母の看取りの真っ最中という状況にあります。そういう状況だからこそなおさら、人の死に敬意をもって接することのできない人たちの心無い言葉に深く傷つけられてしまうのです。
そういうわけで安倍元首相の国葬が終わって静かになるまで、Twitterからは距離を置くことにしているのです。