土偶ファイル No.0424 腹巻き土偶

北杜市屋敷添遺跡から出土した土偶の下半身 土偶ファイル
腹巻き土偶

腹巻き土偶

北杜市屋敷添遺跡から出土した土偶の下半身
腹巻き土偶

今回は、北杜市考古資料館に展示されている土偶の紹介です。足をしっかり開いてどっしりと作られています。上半身はありませんが、おそらく自立するタイプだったのでしょう。土偶もいろいろ。立つタイプ、立たないタイプ。そしてもう形なんてお構い無しで、とにかく無理やり立たせようタイプ。

土偶もいろいろな目的で作られたはず。用途や目的が違うから、立つものや立たないものがあり、そして顔だけ、足だけしか残っていない。そんなふうに違いがあるのでしょう。

時代

縄文時代後期

発掘遺跡

北杜市 屋敷添遺跡(発掘報告書によると、このあたり)

展示されている博物館

北杜市考古資料館

コメント

今回は、北杜市考古資料館に展示されている土偶の紹介でした。パンツを履いた土偶は、たびたび話題にしてきましたが、今回紹介するのは腹巻きをした土偶です。腹巻きといえば風天の寅次郎が有名ですが、この子は縄文の寅次郎?いや寅子だったのかも?!

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