モブ土偶ズ
今回紹介するのも、山梨県笛吹市の釈迦堂遺跡から発掘された土偶達です。今回、紹介する写真の中には149体もの土偶が写っていますが、これでもほんの一部分だけの紹介に過ぎません。なにしろ釈迦堂遺跡からは、1116体もの土偶たちが出土し、その全てが釈迦堂遺跡博物館に展示されているのです。
1116体というのは、圧倒的にたくさんであるようにも思えます。ですが、縄文時代中期と区切っただけで1000年もの時間が流れています。もちろん見つかっていなものも、大量にあるでしょう。1000年通して作り続けられたわけではないかもしれません。
そう考えると土偶というものは、毎年毎年大量に作られていたわけでは無いのかもしれません。ここぞというときだけに作られた、超重要なアイテムだったのかもしれませんね。
時代
縄文時代中期(5500〜4500年前)
発掘遺跡
釈迦堂遺跡群
展示されている博物館
釈迦堂遺跡博物館に展示されています。
コメント
素人の私から見ると欠片ばかりで、あまり面白みの無い土偶に見えてしまいます。ですが、考古学者の目で見ると作り方がわかったりするようです。そして捨てられ方や埋められ方など、土偶を知る上で貴重な研究材料となっているようです。古代の人達の思いが込められた土偶たちの欠片。大切に次の世代へと引き継いでいかなければなりませんね。